
Appleがガイドラインを変更し、ゲームエミュレーターの導入を許可したことで、App Storeに多くのゲームエミュレーターが登場しています。Delta、Gamma、RetroArchのリリースに続き、人気のPSPエミュレーター「PPSSPP」がiOSユーザー向けにApp Storeで利用可能になりました。
PPSSPPがiPhoneとiPadに登場
PPSSPPをご存じない方のために説明すると、PPSSPPはオープンソースのクロスプラットフォームPSPエミュレーターで、macOS、Windows、Linux、Androidなどで利用可能です。App Storeでゲームエミュレーターが正式に許可されたため、開発者は脱獄やサイドローディングに頼ることなく、PPSSPPをiPhoneとiPadに正式に導入しました。
「約12年を経て、PPSSPPがついにiOS App Storeで承認されました!ポリシーを緩和し、レトロゲームコンソールのエミュレーターをストアで許可してくれたAppleに感謝します」と開発者はブログ投稿で述べています。
Appleは現在App Storeでゲームエミュレータを許可していますが、iOSにはこの種のアプリに対する技術的な制限がいくつか残っています。例えば、サードパーティ製アプリはJIT(Just-In-Time)コンパイルをサポートしていないため、一部のゲームのエミュレーションパフォーマンスに影響が出ています。iPadのMagic Keyboardをサポートしていないなどの制限については、今後対応される予定です。
今週初めには、iOS向けのゲームエミュレーター「RetroArch」と「Gamma」もリリースされました。GammaはPlayStation 1ゲーム専用のエミュレーターですが、RetroArchはN64、スーパーファミコン、ゲームボーイ、ニンテンドーDSなど、ほとんどの任天堂ゲーム機にも対応しています。
PPSSPPは現在App Storeから無料でダウンロードできます。また、追加機能が付いた有料版「ゴールド」は4.99ドルで購入できます。
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